図書館員、本を買う。図書館員、本を買う。
  『東京ラーメン系譜学』 刈部山本／著 辰巳出版 刊 出版年：2019.11 購入日：くまざわ書店西新井店 2020年8月9日 ８月（２０２０年）に入ると、梅雨が明け、コロナに加えて熱中症への対応も考慮しながら図書館業務を行っているわけだが、暑さでイライラする人が多いのか、ここ何日か立て続けにクレーム対応に追われることとなり、気力も体力も底をついてしまった。 連休の日曜日、ようやく仕事が休みになったので、気分転換にどこかへ出かけたいところである。仕事用のズボン（オッサンなのでパンツという名称に抵抗があります（笑））がボロボロで買っておきたいし、もちろん本屋へも行きたい。 最終的な結論として、自転車で西新井のアリオへ行き、店内のイトーヨーカドーでズボン、くまざわ書店で本を買おうということになった。 写真の集まり（ＪＲＰ荒川流域支部）が活動していたころは、西新井大師の駅前にある区民事務所が例会の会場になることが多かったので、よく自転車で西新井方面へ足を伸ばしていた。 谷塚駅前の自宅マンションから、裏道を抜けて谷塚橋に出ると、左手に足立の清掃工場の煙突が見える。そのまま竹ノ塚に出て、尾竹橋通りをまっすぐ進んでいく。江戸一（すたみな太郎）の建物が見えるとすぐに東武線の高架が現れる。ここまでくるとあとひと息で、環七を渡ればアリオに到着する。 １０数年ぶりくらいに自転車に乗ってやってきたが、電車と徒歩で来るよりも気持ちがいい。 （もう、５０過ぎのジジイなので、ホントは汗だくでフラフラになりましたが（笑）） くまざわ書店に行ってみると、レイアウトが変わっていた。レジは、児童書向けのコーナーの奥まったところにあった記憶があるのだが、コロナ対策のためか、手前側の新聞や雑誌の書評に載った本や話題の本が置かれていた場所へ移動している。 レジが移動した弊害（へいがい）なのか、一般書と文庫の棚が圧迫（あっぱく）されていて、以前より品数が減ってしまった感じがする。 今日のお目当ての本は、刈部山本さんの新刊『埼玉「裏町メシ屋」街道旅』（光文社・本体価格８６０円）だったのだが、光文社知恵の森文庫は、せまくなった文庫棚のさらにすみっこの方へ追いやられ、見つけることはできなかった。 まあ、西新井と言えど、いちおう東京都だし、埼玉関連の本は入荷しないないかとため息をつき、旅行のガイド本のコーナーの方へ向かうと、昨年、買いそびれてしまっていた刈部さんの『東京ラーメン系譜学』を見つけた。目立たないところにひっそりと棚に差さっていたのだけれど、けっこう立ち読みされていたようで、表紙は傷だらけ、帯も折れ目がはっきりついた状態だった。 できればキレイな状態で買いたかったが、これも何かの縁（えん）だと思い、透明のビニールシート越しに会計を済ませた。 （追記） 夕方、晩飯の買い物前に、自宅マンション下のよむよむに立ち寄ってみると、刈部さんの『埼玉「裏町メシ屋」街道旅』が、文庫の新刊コーナーに面だしの状態で展示してありました。 （さっそく、購入しました（笑）） さすが、地元埼玉の本屋さん。店員さん、グッジョブです。 『図書館員、本を買う。』で購入した刈部山本さんの本 『東京「裏町メシ屋」探訪記』（２０１８年５月） 『街道のグルメ』（２０１９年６月） |
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