図書館員、本を買う。図書館員、本を買う。
  『４９歳、秘湯ひとり旅』 松本英子／著 朝日新聞出版 刊 出版年：2020.3 購入日：ＧＥＯ フレスポ八潮店 2020年4月2日 結局、新型コロナウイルスの影響で、勤務先の図書館は（２０２０年）３月９日から３１日まで臨時休館（予約本の貸出・返却のみ対応）となり、３月の下旬には４月１日から３０日まで臨時休館を延長することが決まった。 「このご時世なので、外出を控えねば」とか口に出すまでもなく、ビョーキ（ウツ）持ちの私の場合、基本、休みの日はスーパーで食料を買う以外、家でゴロゴロしているだけなので、まったく変わり映えのない日々を送っているわけだが、ちょっと電車に乗って本屋へ出かけ、おもしろそうな本を買うという、月１・２度のルーティンの行為も自粛（じしゅく）しなければならないのが残念なところである。 （まあ、買ったところで、やっぱりビョーキ（ウツ）の影響で、ぜんぜん読み進められないわけですが（笑）） 勤務している市は、図書館２館のほかに、地元の駅にある市役所の出張所の一角に、予約本の貸出と返却のみをおこなう小さな窓口を設けていて、月２・３度、図書館での勤務のほかに、この窓口の業務が回ってくる。 ４月の初め、出張所の窓口業務（遅番）のため、私はちょうどお昼ごろ、この駅までやってきた。 駅の先には、大型の商業施設があり、この施設の１階と２階にＧＥＯ（ゲオ）が入っている。メインのＤＶＤなどのレンタル関連は２階にあり、１階は新刊本を販売している。 私は、「ああ、遠くの本屋まで出歩いていけないのならば、ここのＧＥＯで本を買ってしまえばいいじゃないか」という考えにたどりついた。 本屋となっている１階のスペースがかなり広いことに驚いた。やはり郊外型の書店らしく、雑誌と漫画が充実している。 漫画のコーナーで、松本英子さんの新刊を見つけた。 昨年（２０１９年）、ご実家に引っ越されたようで、『葛飾在住』の肩書きが無くなってしまったのは残念だが、同い年のファンとしては、どうしても買っておきたいと思った。 本書は温泉モノの漫画だが、正直に告白すると、ビョーキ（ウツ）持ちの私は、ここ１０年以上、まともに湯船に浸かったことがない。 （『うつ病あるある』になりますが、基本、ウツの人は、風呂に入るエネルギー（おもに気力）が備わってないません。私は仕事があるので、どうにか気力を振り絞ってシャワーを浴びて出勤しておりますが（笑）） それなので、松本さんの漫画を読んで、気分だけでも温泉でのんびり『ほわーん』と湯船に浸かっている雰囲気を味わおうかと思っております。 松本英子さんの本の紹介 『局地的王道食 １』（２０１６年８月） 『旅する温泉漫画 かけ湯くん』（２０１８年１０月） |
眠る図書館TOPへ