図書館員、本を買う。図書館員、本を買う。
  『半分姉弟 １』 藤見よいこ／著 リイド社 刊 出版年：2025.4 購入日：三省堂書店 東京ソラマチ店 2025年4月4日 １月に１人、３月にもう１人、新しいスタッフが入り、４月から２人が他の図書館へ異動（いどう）となり、また他の図書館からこちらの図書館へ１人異動してくるという、書いていてなにがなんだかわからないくらい、目まぐるしく人員が変化していく。 （図書館業界では、「あるある」なお話です（笑）） いまの図書館（図書室）にやってきて、今年で３年目だが、いつのまにか２番目の古株（ふるかぶ）となってしまっている。 まえのチーフ（責任者）のパワハラに遭（あ）い、実質１年半は、配架（はいか）と書架整理（しょかせいり）という、返却された本をもとの棚に入れて、棚を整えるという肉体労働以外の図書館業務は、ほとんどさせてもらえない状態だったので、この職場では新人さんに毛が生えたぐらいの業務スキルしかなく、とても肩身（かたみ）が狭（せま）い（笑）。 カウンター業務などの接客も、まかされるようにはなってはいるものの、もともと対人恐怖症の精神疾患者（せいしんしっかんしゃ）であり、対応（たいおう）が困難（こんなん）な、ひと癖（くせ）もふた癖（くせ）もある利用者がやってきては、無理難題（むりなんだい）をふっかけられて（これも図書館「あるある」（笑））、アタフタしながら神経をすり減らす日々が続いている。 大混乱の４月の第１週は、ずっと連勤でヘロヘロだ。遅番のこの日は、出勤時間よりすこし早めに最寄り駅のとうきょうスカイツリーに到着（とうちゃく）し、東京ソラマチのベンチに腰かけ「仕事、行きたくねぇなぁ（トホホ）」などと、愚痴（ぐち）りながら途方（とほう）に暮（く）れていた（笑）。 タブレットで、かつしかけいたさんのX（旧Twitter）を見ていると、トーチWebで連載（れんさい）されている藤見よいこさんの漫画が紹介（しょうかい）されているのに目が留（と）まる。三省堂のアトレ上野店では、特集棚が設置されているようだ。 ソラマチの中にある三省堂にも、この漫画があるかもしれないと思い立ち寄ってみる。検索機では、在庫ありとヒットするも見つけられない。 見つけられないなら、平積（ひらづ）みされていた児島青さんの古本屋を舞台（ぶたい）にした漫画、『本なら売るほど 1』(KADOKAWA)を買おうかと思いながら、もういちど目を皿のようにさがしていると、ちがう出版社の本にまぎれて、１冊だけ棚にあるのを見つけた。 三省堂のような書店は、出版社順に本が並ばれているのだが、どうやら誰かがこの本を手に取って、もとの棚に戻さず、てきとうなところに突（つ）っ込（こ）んでしまった模様（もよう）である。 （これは、書店「あるある」です（笑）） 三省堂書店 東京ソラマチ店で購入した本の紹介 『天国酒場』（２０２０年１０月） 『本屋、地元に生きる』（２０２３年４月） |
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