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下島博　 モノクロ写真詩葉書ギャラリー ４

花って、何なんでしょう。 今更誰にも聞けません。 道端の花を見つめていたら、 一瞬、私が消えました。 「窓」。 字の下に心があるのはなぜでしょう。 齢を重ねるごとに、 知らないことが増えていきます。 夜から雨との天気予報。 草むらは「明」と「暗」とを分け、 ただ静寂のなかにありました。 緑の夏に白くなって落ちる「わくら葉」。 自然界に不要なものはないはずなのに、 何をその身に引き受けるのでしょう。 美しい葉です。 見るべきものは足元にあると教えられた、 冬の日の午後。 『下島博 モノクロ写真詩葉書ギャラリー ４』

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