図書館員、本を買う。図書館員、本を買う。
  『日本マンガ事件史』 満月照子＋桜井顔一／著 鉄人社 刊 出版年：2020.6 購入日：ＧＥＯ 草加新田店 2021年2月5日 図書館というところは、男女の比率を見ると、圧倒的に女性が多い職場である。 女性の多い職場だからなのだろうか、どこそこへ遊びに行ってきたからとか、誰それのイベントのついでとか、なにかと理由をつけてはおみやげにお菓子を買ってきて、職場のスタッフへおすそ分けをしてくれる。 一方、社交不安障害でうつ病持ちの私は、基本、家にこもって布団（ふとん）にくるまっているだけだし、仮に用事でどこかに出かけたとしても、現地に到着した時点でフラフラの状態になってしまうので、おみやげを買って帰る余裕すらない。 しかし、いただいてばかりではやはり心苦しいので、バレンタインデーにスタッフのみなさんがいっぱい持ってくるチョコレートといっしょに、自分もチョコレートなりお菓子なりを買ってきて、その中に紛（まぎ）れ込ませるということを毎年している。 （ホワイトデーに渡すことも考えないこともないのですが、「んっ？ このオジサン、年度末（３月いっぱい）で辞めちゃうの？」と、よけいな心配をされてしまいそうなので、いまだ実行できていません（笑）） 今年（２０２１年）は、新田駅をちょっと歩いて綾瀬川を渡ったところにある、平塚製菓ファクトリーショップ（チョコレート工場の横にある小さな直売所）を下見してみようかと思っていた。 というのも、橋を渡る手前にＧＥＯ（ゲオ）があるので、お菓子といっしょについでに本も買って帰れそうだったからだ。 しかし、１月にこの店のスタッフがコロナウイルスに感染したことがネットに挙がっていた。自宅マンションの階下にあるスーパーも、１人感染したと報告を受けているし、自分の生活圏においても感染するリスク（危険）があるのだと実感する。 ネットを見ると、どうやら営業は続けているようだ。ＧＥＯの開店時間が午前９時、平塚製菓のファクトリーショップが午前９時半からのようなので、休みの日に朝いちばんで立ち寄ることにする。 ずいぶんひさしぶり（１０年以上ぶり？）に新田のＧＥＯに入ったが、棚のレイアウトが若干（じゃっかん）変わったような感じがするくらいで、明るい店の雰囲気は以前のままだった。駐車場スペースのある郊外型の書店らしく、コミックや雑誌が中心で、一般書は基本的に売れ筋のものしか置いていない。 おどろいたのは、いまだにエロ本のコーナーがあったり、文庫の棚に大量にフランス書院（官能小説中心の出版社です）の本が差さっていたりすることだ。明るい店内で、若い女性スタッフがキビキビ働いている状況で、棚からエロ本を取り出し、しげしげと眺める勇気はさすがになかったので、一般書コーナーで目ぼしい本を探すことにする。 プロレス関連の本がけっこう多かったので、『永遠の最強王者 ジャンボ鶴田』（ワニブックス・本体価格１８００円）や『最強のナンバー２ 坂口征二』（イーストプレス・２２００円）とかを買おうかと迷ったが、いつだったか図書館の選定会議のときに少しだけ気になっていて、結局、買わなかった本がひっそりと棚にあったのを見つけたので、今回はこちらを買うことにした。 |
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